ブロックチェーン技術によりCPUリソースを価値に変換できる仮想通貨。
それは金融に限らず、WEBの世界を先に進める可能性を秘めているのではないだろうか。
漫画村の仮想通貨無断採掘事件を振り返る
かつて漫画村が漫画の閲覧者に対して、知らぬ間に仮想通貨を採掘させていた。この事件を分解していくとこのようになる。
- 漫画村は権利者の承諾無く著作物を公開していた
- 漫画村は閲覧者の許可無く閲覧者のCPUリソースを消費して仮想通貨を採掘させていた
このように問題は権利の無視であり、権利を尊重した場合新しい事が見えてくる。
閲覧者はサイトを無料で閲覧する代わりに仮想通貨を採掘する
問題を健全な無料サイトに置き換えてみる。
- サイトは閲覧者のCPUリソースを使い仮想通貨を採掘する旨を事前に通知する
- 閲覧者は通知を読み、サイト閲覧中の仮想通貨採掘に合意する
また新たな収入源の出現によりWEBサイトの構造も変化する。
「広告を踏ませる」よりも「長く見てもらう」へ
仮想通貨がサイト運営者の収入となることにより、WEBサイトは閲覧者を広告経由で広告主のサイトに送らなくても、見てもらうだけで収入を得られるようになる。サイト運営者はこれまで以上にコンテンツ作りに集中できるようになるだろう。